ボートレース児島のヴィーナスシリーズ第18戦「第11回クラリスカップ」は14日が予選最終日。3日目を終え、ただ一人オール2連対継続中の大豆生田蒼(27=埼玉)が得点率トップ。2位には調整を変えて正解を出した田口節子(40=岡山)がつける。

 調整を変えたといえば8Rにチルト0・5で登場した来田衣織(25=兵庫)もそうだ。前半4Rは勝負どころのイン戦で前田紗希(28=埼玉)のまくりを止められず3着敗退。2日目までの「起こしが重たい」という弱点を露呈した。水面悪化のため6Rから安定板装着となり、後半8Rへ向けプロペラで回転を上げる作業を急ピッチで進めたのだが…。

 8Rにチルトを0・5にハネ上げると、意外にも道中で足色が評判の島田なぎさ(34=埼玉)に競り勝ち3着ゲット。準優圏内に残った。

「チルトを05にしたのは伸びを求めたんじゃなく、ペラで回転を上げるのが間に合わなかったから(笑い)。でも、道中はかかったし乗れた。結果として05にしたのが正解でしたね」

 奇襲策?が奏功して気をよくした来田は「回転が合えば押しもくると思うので、次はそこを求めます!」ともう一丁の上積みを図るという。