ボートレース戸田の「スカパー!・JLC杯戸田ルーキーシリーズ第1戦」は12日、予選2日目を終了した。

 その2日目は10Rで地元・畑田汰一(23=埼玉)が豪快なまくり差しで快勝! 最終12Rでは仲谷颯仁(27=福岡)が2M強襲での逆転勝利。今大会のV有力候補が揃ってシリーズ初白星を挙げた。両者ともに機力も日増しに上昇ムード。いよいよ本格化の兆しがみえてきた。

 特に「2021年最優秀新人」に輝いた畑田はインコースからコンマ01のフライングを犯した中亮太(24=福岡)を仕留めたもの。スリット付近の勢い、その後の伸び足は、畑田もフライングを切ったのではないかと錯覚するほど、圧倒的だった。

 レース後は「行き足~伸びがいいですね。そこがいいのでスタートも決めやすい。今(10R)もバッチリ勘通り! 全速で質のいいスタートがいけました」と喜色満面。ライバルたちからは「(畑田も)かなり際どいタイミングだったろう?」と問いかけられたが、「いやいや、コンマ10」とピタリと自身のスタートタイミングを言い当てたほど。現状の機力についても「出足もいいですよ。自分が節一だと思います」と自信満々に言い切った。

 3日目(13日)8Rでは強伸び仕様の金田智博(23=福井)や初日7Rで不覚を取った埼玉支部の後輩・砂長知輝(22)との対戦となるが、力の違いをみせつけるはずだ。