ボートレース児島の「ヴィーナスシリーズ第18戦 第11回クラリスカップ」は11日、幕を開けた。初日はドリーム戦を制した田口節子(40=岡山)を筆頭に島田なぎさ(34=埼玉)、赤沢文香(39=岡山)、今井裕梨(37=群馬)が2連対発進に成功した。

 新エンジンに切り替わった今節は機力相場が出来上がるまで時間がかかりそうだが、今井がタッグを組む41号機は好素性機である可能性が高い。前検のスタート練習から「周りの人に『いいね!』と言われた。そう言われてみるとスリットの足は良さそうでした」と手応えをつかんでいた。迎えた初日2走2、1着にまとめ、上々の船出となった。

「前検は新ペラのままで特訓に出て良かったので、前半はそのまま。叩いた後半は悪かった乗り心地が上向いていました。足も悪くなく、どちらかといえばいい部類。やりたいのは本体の洗浄ぐらいかな」

 後半7Rはイン逃げだったが、前半2Rの2着は5コースからまくり差してのものだけに価値がある。プロペラに反応があるなら、枠番に応じた調整で暴れ回ってくれそうだ。