ボートレース住之江のSG「第36回グランプリ」は大会最終日の19日、11Rでグランプリシリーズの優勝戦が行われる。5日目の準優3番勝負の結果、優勝戦のメンバーは以下のように決定した。


1号艇・中島孝平(福井)

2号艇・西山貴浩(福岡)

3号艇・新田雄史(三重)

4号艇・篠崎元志(福岡)

5号艇・岡崎恭裕(福岡)

6号艇・上野真之介(佐賀)


 機技充実する1号艇の中島がV本命だが、注目したいのは西山だ。シリーズ準優9Rではカドから攻めてきた佐藤翼を止めてのイン逃げに「新婚をブッ倒してやりましたよ!」と西山節全開。その後は「あそこは、まくり差されないよう握らないで回るのがコツなんです」と冷静に振り返ったように会心のレース運びだった。

 2年連続グランプリ出場を果たしたものの、エンジンの仕上げに苦しみ、次点でシリーズ回りに。「全然、寝れなかった」と悔しい思いをした。
 
 ただ、持ち前の粘り強い調整で底上げに成功。「足色も顔色も悪かったけど、十分戦える足になった。行き足から伸びにつながっていると思う。上がいるが、序盤と比べると全然いい。乗り心地も準優が一番良かった」と手応えをつかみつつある。

 優勝戦はくしくも昨年のグランプリ優勝戦と同じ2号艇。「優勝しちゃいます!」。SG初Vを高らかに宣言した。