2021年ボート界の総決算となるSG「第36回グランプリ」は15日、激戦のトライアル1stが終了した。

 その2日目は11R・篠崎仁志(34=福岡)、12R・菊地孝平(43=静岡)のイン逃げ2連発。この結果、TR2ndステージ行きのチケット争奪戦は1位・菊地、2位・瓜生正義(45=福岡)、3位・毒島誠(37=群馬)、4位・丸野一樹(30=滋賀)がいち早く当確ランプを灯し、残り2枚をめぐる争いはし烈を極めた。

 2走1、6着だった辻栄蔵(46=広島)、篠崎仁、西山貴浩(34=福岡)の3人が5~7位に並ぶ状況となったが結局、選考順位の差で(獲得賞金ランク18位だった)西山が次点となり、涙をのんだ。

 西山は「よく頑張りました。5着を死守したかったけど最後は諦めた。競った足が違いましたね。もう初日に目立ったからよかろう。また来年」と、さすがの“ネアカ”キャラもガックリと肩を落とした。