ボートレース住之江のSG「第36回グランプリ」が14日に開幕した。

 初日「トライアル1st」11Rで2着に入ったのは瓜生正義(45=福岡)。枠なりオールスロー進入となったこのレースは3コースから強攻に出たが、まくり切れず。道中戦では毒島誠の猛追に遭ったが、何とかしのいで2着でゴールした。

 レース後は「結果は2着だったけど、全く合っていなかった。相当ズレていた。体感が合っていないので乗りづらくて仕方がなかった。それに出足もこないし、(足の)つながりもない」と景気のいいコメントは1つもなかった。

 ここに至るまでの臨戦過程は上々だった。近況5節で3優出。9月の桐生GI開設65周年記念(優出3着)、前々節の多摩川SGチャレンジカップ(準V)、前節の鳴門PGI・BBCトーナメント(準V)と記念戦線で好走を続け、まずまずの結果は残している。

 それでも「結果だけはいいけど、内容がスッキリしない」と話したように、勝ち切れていないのも事実。この日も「結果としては良かったが、このままではダメだなという感覚だった」と仕上げには納得しておらず、より一層「内容を良くしたい」という意識が強くなったようだ。

「途中(足の感じが)いい時もあって、そこに戻したつもりだけど戻らなかった。でも、悪い足ではないし、やられるような足でもない」と言うように、調整次第では上昇の余地もありそう。「とにかく、うまくプロペラを合わせたい」と、2日目は万全の態勢で臨むつもりだ。