熱戦を展開するボートレース江戸川のGⅡ「江戸川634杯 モーターボート大賞」は12日、準優勝戦3番勝負を行う5日目を迎える。

 激闘となった予選ラウンドは地元・若林将(37=東京)が3日目から4連勝をマーク、猛チャージをみせたが、4日目11Rこそ4着ながらトータル6戦4勝2着1回にまとめた下出卓矢(35=福井)が得点率トップを死守。準優勝戦12R1号艇を勝ち取った。

 この下出、若林に続く得点率3位で準優勝戦10Rの1号艇を手に入れたのが土屋智則(36=群馬)だ。

 この土屋、10月の当地GI「開設66周年記念」では得点率2位で予選をクリアしながらも、肝心の準優勝戦でイン戦に失敗。敗退した悔しい思い出がある。それだけに今節は幾度となく「10月に〝忘れもの〟をして帰ったので…」と、リベンジを公言してきた。

 現状の機力についても「納得のレース足になってきた。伸びも負けることはない」と万全の仕上がりをアピール。こうなれば、2017年6月の当地GI「開設62周年記念」以来となる自身2度目の特別競走制覇を当然、意識するはずだ。