【ルーキー通信簿】三重支部の次世代を担う長距離砲・吉川貴仁「今は着より過程を大事にしています」

2021年12月09日 12時00分

三重支部の次世代を担う吉川貴仁(東スポWeb)
三重支部の次世代を担う吉川貴仁(東スポWeb)

【ルーキー通信簿】三重支部の次世代を担う長距離砲・吉川貴仁「今は着より過程を大事にしています」

◇吉川貴仁(28)三重支部118期

 ホームランバッターを数多く擁する118期生。中でも切り込み隊長ともいえる栗城匠は5月に平和島67周年で自身初のGⅠ予選トップ通過からGⅠ初優出、G1初優勝。さらに11月には板橋侑我も全く同じ形となる〝初モノ3連発〟で、浜名湖68周年を制覇。板橋に至ってはA1に初昇格したばかりで周年記念そのものが初参戦という離れワザだった。

 そして、この吉川も一般戦ながら全国的に注目度の高い「レディースVSルーキーズバトル」で過去4回走って全て優出、そのうち2回優勝とド派手な活躍ぶり。有形無形、様々な面で吉川にツキが味方しており、優勝した2回はいずれも3号艇。優勝こそ逃した今年2月のとこなめ戦にしても、準優勝戦でコンマ01で残すなど「気持ち悪いくらい相性がいい」と、もはや吉川の〝代名詞〟となっている。

 記念実績で先行する栗城や板橋に対し「自分も含めて同期は流れをつかむのがうまい人が多いけど、あの2人と比べたら実力はまだまだです」と謙遜しながらも、追いつくための努力は欠かしていない。2020年後期にA1に昇格しながら21年前期から22年前期まで3期連続でA2級止まり。それだけに今もっとも欲しいのが安定感。A1に戻るべく「着より過程を大事にしています」と、レースまでの準備を今まで以上に大事にするようになった。

 現状でその集大成といえるのが優勝した11月の蒲郡ルーキーシリーズだ。「ドリーム戦に選ばれなかったのに予選トップ通過はうれしかった。優勝戦当日も1R前から12R前までペラをずっとやってました。ルーキー戦では(2連率が)下のエンジンが出てくることが多いので、いかに乗りやすく仕上げるかを大事にしています。低調機に乗ることも自分の引き出しを増やす上でいい方に行っていると思います」と発想転換。低調機だからこそ丁寧な仕事を心掛けてVに結びつけた。その上で「行く時は行きます。普段は遅れないスタート、質のいいスタートと使い分けています」とこれまで通り勝負どころでは積極的に一発も狙う構えだ。

 三重支部の次世代を担う長距離砲の今後が楽しみだ。

☆よしかわ・たかひと
1993年7月15日生まれ。三重支部所属の118期生。2016年5月の津でデビュー。初1着は同年8月の津お盆レース。初優勝は19年6月のびわこ「レディースVSルーキーズバトル」。通算3V。主な同期は関野文、栗城匠、木谷賢太、新開航、板橋侑我、小芦るり華、宮之原輝紀ら。

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