【鳴門ボートPGⅠ BBCトーナメント・カウントダウン】地元の興津藍「班長の仕事をするだけ。とにかく無事に…」

2021年12月01日 12時00分

2つの重責を担う地元の興津藍(東スポWeb)
2つの重責を担う地元の興津藍(東スポWeb)

◇興津藍(40)徳島支部85期

 トーナメント方式で争われるプレミアムGⅠ「第3回ボートレースバトルチャンピオントーナメント」が4日に幕を開ける。舞台はボートレース鳴門。カウントダウンコラム「生き残れ!!」第2回は唯一の地元・徳島支部からの出場となる興津藍にスポットを当てた。地元水面でのビッグレースとあって独特の緊張感で臨むことになるが、今回はさらなる〝重圧〟も襲いかかっている。

「班長の仕事をするだけです。グランプリ前なんで、とにかく無事にという思いが強いですね。水面が悪い時期で安定板が付くこともありますし…。天気図とにらめっこになりそうです。部屋割りの仕事もある。出場しているのはグランプリに行く人ばかり。競技運営面で不備を出すわけにはいかない。選手の意見を全力で伝えていきたい。グランプリメンバーに無事に帰ってもらいたい」。

 大会への意気込みを問われた興津は真っ先に「選手班長」としての責任感を口にした。

 各シリーズで選手代表の役割を担う選手班長。競技本部と出場選手とのパイプ役として奔走する。地元選手が務めることになっており、今回は徳島支部からの出場が1人だけということで自動的に興津に重大任務が回ってきた。

 11月28日に多摩川SGチャレンジカップが終了してグランプリに出場する18選手が決定した。BBCトーナメントはSGやPGⅠで結果を残したレーサーが選出されているだけに当然、グランプリメンバーはほとんど出場している。今大会も桐生順平を除く17人のグランプリ戦士が鳴門に乗り込んでくる。

 レーサーである以上、グランプリに出場するということの重みが痛いほど分かっている。だからこそ、班長として無事に大会を終えることの重要性を痛感しているのだ。

「水面が荒れれば班長の仕事の方にいくでしょうし…。いいエンジンを引ければレースに集中できる。悪いエンジンを引いたら班長の仕事もあるし整備している暇もなくなってしまうかもしれないし…」と不安は尽きない。

 今年は2月のまるがめGⅠ四国地区選でV。SGでも3月の福岡クラシック、5月の若松オールスターで予選突破とまずまずの成績を残してきた。ただ7月以降は優出2回と思うような結果を出すことができていない。「正直、絶不調中なんですよね。何年かに1回あるんですよ。エンジン的にはソコソコきてても自分の思ったところに行けない」と渋い表情だ。

 それでも地元のビッグレースで恥ずかしいレースはできない。選手班長である前に1人のレーサーとして、そして唯一の地元参戦としての〝責任″も分かっている。「一走一走、頑張ってレースをして勝ち上がっていければ…。鳴門なんで外からでもチャンスはあると思うし、頑張りたい。決勝進出できたらいいですね」と結果でシリーズを盛り上げるつもりだ。

 班長として選手の安全確保に奔走し、レーサーとして結果を求める。2つの重責を担う男の姿に注目だ。

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