【多摩川ボートSGチャレンジカップ・カウントダウン】静水面でスピード生かす馬場貴也「多摩川は好きな水面です」

2021年11月22日 12時00分

“鉄人”への道を歩み始めた馬場貴也
“鉄人”への道を歩み始めた馬場貴也

◇馬場貴也(37)滋賀支部93期

 ボートレース多摩川のSG「第24回チャレンジカップ」、GⅠⅠ「第8回レディースチャレンジカップ」がいよいよ23日に幕を開ける。約1600人のボートレーサー全員が夢見るグランプリ、クイーンズクライマックス。この「唯一無二の場所」へ向けて意地とプライドが激突する。カウントダウンコラム最終回は2018年大会を制してグランプリ初出場につなげた馬場貴也。あれから3年――。このVをきっかけに変化した心境を明かした。

 各地で上がりタイムのコースレコードを塗り替えるなど、艇界トップクラスのターンスピードを誇った〝未完の大器〟が本格化したのは2018年、芦屋SGチャレンジCを制してからだ。同年はSGグランプリに初出場を果たすと、翌2019年も7Vと結果を出し2年連続でグランプリ出場。1stステージで敗退したがグランプリシリーズに回ってV。8回目の優勝をSGで締めた。

 2020年は「チャレンジカップの優勝よりうれしかった」というびわこ68周年記念V。GⅠ、地元周年記念ともに初Vを果たしたものの、3年連続のグランプリ出場は逃した。原因は気持ちの甘さだったと振り返る。

「2020年はグランプリに出たいな、出られたらいいな、ぐらいの気持ちでした。やっぱりそれではダメなんですね。なので今年は〝絶対にグランプリに出る! GⅠでも結果を出す!〟と明確な目標を設定して走っていました」

 決意表明の効果はてきめん。今年は1月の尼崎GⅠ68周年記念で準優勝と好走すると、2月には三国GⅠ近畿地区選でV。その後も快調に飛ばし、ここまでSG1優出、GⅠ4優出を含め4V。獲得賞金も6900万円を超えて賞金ランクは11位(22日現在)。2年ぶりのグランプリ出場に事実上の当確ランプを点灯させている。

「最近は自分のプロペラ調整も少しは進歩したのか、エンジンの仕様変更にも短い期間で対応できるようになりました。仕上げやレースでの経験値は上がっている最中なので、選手としてのピークはまだ先だと思っています。これからは体力維持のためにトレーニングも必要になると思いますが、前本(泰和=49歳)さんや浜野谷(憲吾=48歳)さん、原田(幸哉=46歳)さんの活躍を見ているとすごいな~って思うし、自分も頑張らないと…って思いますね」

 衰え知らずのベテランに敬意を払うと同時に、自らも〝鉄人〟への道を歩み始めた馬場。グランプリ出場当確で迎えるチャレンジカップは「多摩川は記念の準優に1号艇で乗ったこともある(59周年記念)し、好きな水面なんですよ。気持ち的な余裕がいい方向に出れば…」と、馬場向きのスピード優先の水面に持てる力の全てをぶつける。

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