ボートレースまるがめのGⅠ「京極賞 開設69周年記念」は16日が予選3日目。初日の毒島誠(37=群馬)に続き、2日目もドリーム戦1号艇の桐生順平(35=埼玉)が敗れるなどシリーズ序盤は混戦模様。得点率上位を形成しているのも守屋美穂(32=岡山)、中田元泰(35=香川)、石橋道友(39=長崎)といった伏兵陣だ。

 中でも中田は今年2月、当地「第64回四国地区選手権」で3回目のGⅠ優出。それも1号艇とあって記念タイトル初制覇の大チャンスを迎えた。スリット通過は究極のコンマ01。インから先マイした瞬間、勝利は不動のものに思えたが、興津藍(40=徳島)のまくり差しに屈し、タイトルはスルリと逃げた。

 今節は2日間を3、2、1着とまとめ、何やら2月当時に近いムードがある。「ここまでは上出来ですね。ピット離れと起こしが来たり来なかったりするけど、走り出せば足はいいですよ。どちらかといえば伸び型で、出足も悪くない。調整は外周り中心だけど、まだ見ていないキャブとかをやって悪いところが改善できれば…」

 傷心の敗戦から9か月が経過し、闘志も新たに準優を目指す。3日目はセンター枠2走(2、10R)でポイント上積みだ。