ボートレース尼崎の「ルーキーシリーズ第19戦」は4日の最終日、12Rで優勝戦が行われ中村晃朋(30=香川)がイン逃げで快勝。今年2度目、通算6度目の優勝を決めた。

「もっと完璧に勝ちたかったですね」。レース後に引き揚げてくると、ホッとした表情を見せながらも反省も口にした。

 本番レースは、2号艇・小池修平が0・02の早いスタートを踏み込んでスリット隊形は劣勢。それでも「小池選手が良さそうだったけど、自信はあった。(スリットも)想定通り。スタートは冷静にアジャストしたし、そのへんは30歳のおっさんらしさが出てしまいましたね」。準優勝戦日の3日に誕生日を迎えたばかりの中村がオーバーエージ枠の貫禄を見せた。

 また、今開催中の10月30日には、鳴門の一般戦で師匠である重成一人(43=香川)が長期欠場明けからの復活Vを飾っている。「結果で答えを、いうのが師匠からの教え。負けられないと思いました」。続けて「30歳になったし、タイトルを取ってSGに出場したい」と力強く抱負も語った。