【平和島ボートSGダービー・カウントダウン】女子初の24場V達成の田口節子「SGは自分を奮い立たせてくれる場所」

2021年10月24日 12時00分

SGへの思いを明かした田口節子(東スポWeb)
SGへの思いを明かした田口節子(東スポWeb)

◇田口節子(40)岡山支部85期

 最も歴史と権威があるSG「第68回ダービー」が26日に開幕する。今年の舞台はボートレース平和島。田口節子、遠藤エミ、小野生奈の3人の女子選手も厳しい選考基準(勝率)をクリアして参戦してくる。カウントダウンコラム「常勝」第2回は9月に女子初となる全国24場制覇の偉業を達成した田口をクローズアップ。最高峰の舞台・SGへの思いを明かした。

 今年はここまで4Vで2022年前期適用勝率も7・87(24日現在)と自己最高ペースで突き進んでいる。特に5~7月までは7節中7優出3Vと高値安定の数字を叩き出した。

 この好調の要因はペラ調整だという。「去年の11月からペラ調整が定まってきた。安定してきたのは3、4月くらいからですね。悪いエンジンを引いて下がっていたらS行かないといけないけど、ベースが定まっているので路頭に迷うことがなくなった。スタートして、ちょっと雰囲気がいいし、レースしやすいのが特徴ですかね。自分のスタイルに合っているのだと思う。あとフライング切ってないのも大きいですね」と笑みがこぼれる。

 9月の福岡GⅠⅠⅠオールレディースでは女子初となる24場制覇も達成した。「毎節、博多に斡旋が入っていた時は気合が入ってました」と記録は意識していたものの手にしたのは2連率17%の低勝率機。「前検に乗った時に『これは引いてはいけない…』と厳しいエンジンを引いて(優勝を)あきらめようと思っていた。ただ、初日のドリーム戦までに整備とペラ調整して全てがうまくいった。いい方向に進んだのでこれで優勝しないといけない流れがきていた。あと、一番勝ちたいと自分にプレッシャーをかけていたのもありますね」と振り返る。終わってみれば10戦8勝オール3連対の圧倒V。状況に応じて冷静な判断と経験が、さらなる強さを生み出している。

 通算6度目のダービー出場。女子初となるSGタイトルの期待を背負っての参戦となる。
「自分がSGで通用するとは思ってない。でもSGは『これじゃいけん』と自分を奮い立たせてくれる場所ですね。30代と違って40代になると気を抜けばすぐ落ちていく。それが嫌なので気持ちを常に張り詰めることができる。そのためには通用するレベルまで持っていくだけの戦いをするだけです。SGがあるのでこれから先の選手生活を頑張ることができる」と艇界最高峰の舞台への思いを明かす。

 男子トップレーサーとの戦いが厳しいことは十分に分かっている。ただ、強くあり続けるため、そして進化のために努力を惜しまない田口なら――。期待せずにはいられない。

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