ボートレース津のGⅡ「津モーターボート大賞 ウイナーズバトル」は22日、予選3日目を終了。開催4日目の23日は予選最終日を迎える。

 稀にみる大激戦となっている今節だが、最近の記念レースにしては珍しく今垣光太郎(52=福井)、大平誉史明(52=大阪)、山一鉄也(54=福岡)ら、ベテラン勢の活躍が目立っている。

 そこでやはり古豪の大場敏(54=静岡)を勝負駆けの注目レーサーとしてピックアップした。

 地元・静岡支部の大先輩“レジェンド”高塚清一をリスペクトしている。「静岡には高塚(清一)さんがいるからね…。自分が生まれる2年前からレースをしていて、今でもトップスタートを連発しているのはスゴいことだよ」――。大場の最近の口癖だ。

 自身も54歳にして7点勝率を残しているだけに十分、レジェンドといえる域だが、現役生活56年、74歳の先輩はかけがえのない目標になっている。

 そんな大場だが、3日目はその高塚を彷彿とさせるトップスタートからまくり快勝。レース後はしてやったりの表情で、仕上がりについても「見た目にも一番良かった。展示タイムも出ているし、回り足もいいし、起こしも問題ない」と非の打ちどころのない状態になっている。

 予選ラストは6号艇。こちらは大場らしく「無理にではないけど、コースは取りに行くよ」とニヤリ不敵な笑み。前づけ策でも〝高塚ばり〟の快ショットから一発を見舞うつもりだ。