
ボートレース江戸川のGI「江戸川大賞 開設66周年記念」は20日の最終日、12Rで優勝戦を行い、1号艇・大池佑来(34=東京)が「逃げ」を決めてうれしいGI初制覇を達成した。
最終日は朝から強い風が吹き付け、1Rから安定板装着。7R以降は展示1周、本番レース2周に短縮される悪条件。水面は当然、荒れ模様で1号艇の勝利は11Rまでで3本。過酷なレースコンディションの下で大一番を迎えたが、見事に結果を出した。
コンマ03と断然のトップスタートから、1Mも他艇に何もさせずイン先マイ。一気に押し切った。「スタートは気合を入れて行きました。1Mを回ってからも必死。気が抜けなかった。『2周だったよな』と考えていた」と歯を食いしばってゴールを目指した。
終わってみれば7戦4勝オール2連対で走り切る文句なしの内容。「ここは初優勝をした場所。SGにも選んでもらったこともあるし、何とかGI、GⅡで結果を残したいと思っていた。それができて良かった。うれしい」と、会心の笑みを浮かべた。
この優勝で来年3月の大村SG「第57回クラシック」の出場権も獲得。「もう一つ上のステージで存在感を出せたら」と大舞台での活躍を誓った。その前に「GⅡも…」と当地で12月8日に開幕する「MB大賞」に目を向けていたが、実は今回のVで賞金ランキングは48位に浮上。『もう一つ上』であるGPシリーズ(12月14日、住之江)への出場も見えてきただけに、今後の走りからますます目が離せなくなった。
- 関連タグ: