ボートレース児島のGⅠ「児島キングカップ 開設69周年記念」は11日、中盤戦のヤマ場3日目を終了。12日は予選最終日となる4日目を迎える。

 ここまでの得点率トップに立ったのは超抜36号機と最強コンビを組む渡辺和将(31=岡山)。いよいよGⅠ初優勝が秒読み段階に入ってきた。2、3位には茅原悠紀(34=岡山)、吉田拡郎(39=岡山)が続き、ベスト3は地元岡山勢が独占している。

 一方、初日のドリーム戦を制した今垣光太郎(52=福井)は19位からの勝負駆けとなるが、直近3か月の平均スタートタイミングが0・14。フライングで何度も痛い目に遭ってきた男が、ここにきてリミッターを解除したワケは「最近は大きな部品を替えることが多くて整備士さんにお世話になっているんで、結果を出してお礼をしたいのと、チャレンジカップの勝負駆けだから」。義理堅さと〝グランプリ〟を目指す決意の表れだった。

 今節も初日からセット(ピストン、リング、シリンダケースをまとめて)交換を施してドリーム戦を制したが、その後は5、1、6着。「3日目は伸び型にしたけど、重たくて良くなかったので出足型に戻す。合えば中~中の上ぐらいだと思う」と2、4枠の予選最終日は出足勝負に出る構えだ。

 現在、目標としている多摩川SGチャレンジカップ(11月23日開幕)出場には「ここで優出3着以内か、次の津GⅡで優出2着以内が目安」。26日に開幕する平和島SG「ダービー」は不出場のため残り2節で、いや、この4日目で今年最大の大勝負に出る!