ボートレース多摩川の「ルーキーシリーズ第17戦 是政プリンス決定戦」は11日、予選の2日目を行った。

 メインの12R「ドリーム2nd」は1号艇・中田達也(28=福岡)がインコースから逃げ切りを決めて期待に応えた。

 序盤のここまでは小池修平(26=大阪)が4戦3勝2着1本と快走し、ポイント争いをリードしている。同様に板橋侑我(25=静岡)も3戦2勝3着1本と上々の動きを見せている。

 一方で、この上位陣を脅かす存在になりそうなのが中村泰平(25=愛知)だろう。

 2日目は4R6号艇の1走。4コースのスロー起こしに進入すると、3コースからまくった桜井優(23=埼玉)に続いて2着に入った。

 ここまで1着はないが3戦を2、3、2着とまとめており気配もいい。この52号機は前節のGI「開設67周年記念」で渡辺和将(31=岡山)が出足、伸びとバランス良く仕上げて優出(6着)したエンジン。低調機が多い今節ではトップ級だ。

 中村も「出足、ターン回りと足は良く、それに乗り心地も良かった。足はバランスが取れている感じで、いいですね。レースはしやすくなっているし、上位はあると思う」と確かな手応えを感じ取っている。

 予選3日目の12日は待望の1号艇(11R)も回ってくる。準優ラウンドの絶好枠へ進出するためにも、まずは確実に白星奪取を狙う。