【神無月のヒロイン~今月の注目女子レーサー】お茶の水女子大卒業の才媛・中村かなえ

2021年10月01日 12時00分

ボートレースでも才能が開花しつつある中村かなえ
ボートレースでも才能が開花しつつある中村かなえ

◇中村かなえ(28)東京支部121期

 お茶の水女子大理学部化学科卒業。デビュー当時は〝リケジョ〟として話題を集めた。初出走から約4年。年々、ジワリと勝率を上げて2022年前期適用勝率は30日現在で5・57。A級初昇格も視野に入るところまでレベルアップ。ボートレースでも才能が開花しつつある。

 特に驚異的なのがスタート。今年の平均スタートタイムはコンマ13。女子トップクラスのキレ味だ。「スタートは頑張っています。風を考えながら、特訓や展示の感じを大事にしています。最初はインだけ遅くて、まくられることが多かったけど、そこも頑張りました」と学生時代の分析力が生きている。「好きなこと、楽しいことだったらノートもちゃんと取るし、頑張れるんですよ」。もちろんボートレースは大好き。好きなことをとことん突き詰める性格は、この世界に合っているといえるだろう。

 スタートだけでなく、ターン力の向上も著しい。師匠の桑原将光からは「張って踏み込め」と超シンプルなアドバイス。「少しずつ上達してきました。ペラも桑原さんに〝回して、乗りやすい〟という自分の乗り方に合うペラを教わりました」とターンしやすい調整面をマスターしたことも飛躍につながっている。

 目標はA2級昇格。「いつも目標は〝狭め〟なんです。自分の手が届くことを目標にしています」。コツコツ精神も学生時代から培ったものだ。

 プライベートでは「最近、キーボードを買いました」という。子どものころにピアノを弾いていたこともあるが、最大の目的は「ボートも左手にレバー、右手にハンドル。左右違うことをやるのはいいトレーニングになるかなと思って」とボートレースで向上するため。今後もコツコツと地に足をつけて進化していく。

〈中村かなえ・10月の出走予定〉
◇10月12~15日 鳴門一般戦
◇10月23~28日 桐生ヴィーナスシリーズ

☆なかむら・かなえ 1993年9月4日生まれ。東京支部所属の121期生。東京都出身。2017年11月の平和島でデビュー。初1着は19年3月のまるがめ。今年7月の住之江ヴィーナスシリーズで初優出。

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