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三重支部期待の星・西川昌希の将来性と課題


目指せ!「ヤングダービー」U-30の咆哮

三重期待の西川昌希は最近では珍しいくらいのガチガチの“ファイター”タイプ

【西川昌希(24=三重・104期)】プレミアムGⅠ「ヤングダービー」の対象となる30歳未満にスポットライトを当てた「U―30の咆哮」――。今回は昨年初V達成から一気に5Vとブレークした次代の三重支部を担うと期待されている西川昌希(24)だ。

 昨年のこの時期、あの井口佳典に三重支部で期待する若手を挙げてもらったところ、真っ先に名が出たのがこの西川だ。当時はまだA1に昇格したばかりで、優勝経験もなかったが、4月に桐生で初Vすると一気に年間5V。SGクラシックの出場権もつかみ取り、井口の見立て通り、いや、もしかすれば、それ以上の活躍をアピールした。

 西川自身もデビュー前から井口の背中だけを追い続けてきた。

「一緒に走る時は毎回レースやペラを見てもらってます」と偉大な先輩に憧憬のまなざしを送り続ける。昨年ブレークしたのも単に追いかけるだけではなく、実際に井口の薫陶を受けてきたからこそだろう。

 しかし「少しは彼に近づけたか?」の問いには「自分が上のレベルで戦うようになってから、むしろ逆に遠くなった気がする。井口さんの場合、正直(エンジンが)出てないことの方が多い。一緒に見える時もあるかもしれないが、それは乗り方で一緒に見せている。それくらいターンのレベルが違う。足合わせで隣にいるとよく分かります。レースに向かう姿勢や集中力も違うし、ホンマに学ぶことばかり」と差を痛感している。とはいえこの“違い”に気づくようになったこと自体が西川の成長の証しに他ならない。

 現状の課題は「すぐに熱くなるところ。気持ちのコントロール」と言う一方で長所に挙げたのが「勝負にこだわるところ。全部勝ちに行くレースをしている」とメンタル面をアピール。このあたりも井口のそれに似ている。

 当面は来月のSGクラシックが大舞台となるが、先の浜名湖地区選を皮切りに、これからはGⅠあっせんも増えていく。

「勉強もあるが、負けるつもりはない。一般戦なら7点取れるようになったので、記念を走って7点取れるようになりたい」と目標は高い。

 ちなみに今年のクラシックとヤングダービーはともに尼崎開催。昨年11月に優出した実績(4着)もあり「結構いいイメージ持ってますしオヤジが神戸出身なんで…」と第2の故郷に錦を飾りたいと今から意気込んでいる。

☆にしかわ・まさき=1990年2月26日生まれ、三重支部所属。2009年5月の津でデビューの104期生。初勝利は同7月の戸田。初優勝は14年4月の桐生。昨年の戸田ヤングダービーがGⅠ初出場。1走目でGⅠ初勝利を挙げた。同期には松田大志郎、中田竜太、竹井奈美ら。血液型=B。

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