ボートレース大村の「創刊55周年記念 夜の九州スポーツ杯」は22日、いよいよシリーズ最終日を迎える、12Rで優勝戦を争う。21日の9~11Rでは準優3番勝負が行われ、下記のメンバーがベスト6入りを決めた。

 1号艇・田頭  実(54=福岡)

 2号艇・山口 裕二(42=長崎)

 3号艇・吉田 拡郎(39=岡山)

 4号艇・高橋  勲(53=東京)

 5号艇・山ノ内雅人(30=福岡)

 6号艇・上之 晃弘(45=長崎)


 注目を集めるのは、絶好枠で登場する田頭だろう。初日から11戦9勝2着2本と圧倒的な強さを発揮してきた。70号機も「仕上がった! 文句ナシです」と完調宣言も飛び出したし、何より大村では現在、2節連続で優勝戦で敗退(2021年3月6着、7月2着)しているだけに、今回は「3度目の正直だね」とV奪取に闘志を燃やしている。渾身のスリット攻勢から他艇を置き去りにして、今年の優勝回数を「5」に伸ばすつもりだ。

 一方、好配当の使者としてはベテラン高橋を挙げておきたい。

 今節は2015年3月以来、約6年半ぶりの大村参戦で「最初はエンジンも出てなくてやばいと思った。ペラ調整が大きかったね。いつもとは違うけど、回転を上げる調整をして、めっちゃ出足がいいし、しっかりレースができる」と調整に大正解を出した。

 水面に対しても「もともと大村は好きな水面だったし、久しぶりでも、ナイターになっても水面は変わっていなかったってことだね」と笑顔がはじけた。優勝戦もパワフルな走りで一発を狙う。