【今が〝旬〟~このレーサーに乗れ~】意識改革を結果に直結させた渡辺和将がSG初出場を目指す

2021年09月16日 12時00分

SG出場を目指す渡辺和将
SG出場を目指す渡辺和将

◇渡辺和将(31)岡山支部103期

 今年はここまで優勝4回。自己最多となる2013年の年間優勝回数「4」に早くも並んだ。「今年は4回も優勝できているので悪くないですね」と手応えも感じている。

 年間4Vとなれば当然、来年3月の大村SGクラシック出場が視野に入ってくる。例年、年間5Vの勝率上位選手が出場権獲得のボーダーとなるため出場を確実にするためには6Vが必要。「当面の目標は来年のクラシックですね。ただ、5回だと厳しい。あと2回勝てばSGの権利が手に入るので、そこを目標にやっている。記念が続くけど、10月末から一般戦が入るのでそこで何とか勝負をかけたい」と出場当確となる6Vを目指している。

 まだSG出場経験がないだけに最高峰の舞台への思いは募るばかりだ。「同県の茅原(悠紀)さんとか記念で一緒になった時はすごくお世話になっている。調整面とかトップクラスのノウハウを蓄積できる。それに強い人たちは引きずらない。オンとオフの切り替えが素晴らしい。モードに入ると気安く話しかけられないけど、遊ぶときは思い切り遊んでますね。そんな舞台で自分も戦いたくなった。そのノウハウを身に付ければ下の面倒を見る時にもアドバイスができる」。GⅠでハイレベルなステージで戦うことのメリットを実感。さらに上のステージとなるSGとなれば〝成長〟が加速すると楽しみにしているのだ。

 渡辺といえばルーキー時代から速攻力が売り。その武器も着実に進化を遂げている。「20代のころはスタート1本のレースが多かった。1着も取るが、6着も多い。そうなると優勝戦に乗れても5、6枠になって展開に左右されてしまう。それではダメだと考えるようになった。スタートを放ってコンマ0台を行くよりも質のいいコンマ10~15のスタートをいく方が、いい結果に結びついている」。昨年は14優出も優勝ゼロ。優勝戦1号艇も2回だった。今年は9優出で4V。3回のV戦ポールポジションも確実にモノにしている。Sに対する意識改革が結果に直結した。

 さらに肉体改造にも取り組んでいる。「旅行が好きだったけど、コロナ禍でストレス発散が見つからなかった。そんな時に、たまたま書店で見つけた『テストステロン』の本を手に取って筋トレに興味を持つようになった。あとPFCバランスを計算して食事を取りながら減量するようになった。最近は体も引き締まった感じがする。バランスのいい食事にも気を付けているので以前より精神的にも落ち着いてきましたね」と心身ともに充実一途だ。

 近況の飛躍を支えているのは自己改革という確固たる土台。この土台の上にさらなる成果を積み上げていく。

☆わたなべ・かずまさ 1990年2月12日生まれ。岡山支部の103期生。岡山県出身。2008年11月に児島で初出走。デビュー2節目の若松で初勝利を飾る。2013年5月のからつで初優勝。GⅠ2優出。同期は古沢光紀、深谷知博、黒井達矢、小野生奈など。

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