ボートレースとこなめのヴィーナスシリーズ第11戦「常滑シンデレラカップ」は10日、4日間の予選を終了。5日目(11日)の10~12Rで行われる準優メンバーが出揃った。

 準優1号艇を獲得したのは得点率順に12R・平高奈菜(34=香川)、11R・中村桃佳(28=香川)、10R・藤原菜希(35=東京)の3人。ただ、ボーダーの18位が6.43(大山千広)と高くなったように、準優組はいずれもデキはすこぶるつき。その中でも序盤から目立つ走りを見せていた来田衣織(25=兵庫)をクローズアップしたい。

 4日目こそ5、4着と乱したが、3日目までオール2連対。今期適用勝率4.38は、前期の出走回数ゼロの藤原を除けば、失礼ながら準優組では最下位にあたるが、守屋美穂、三浦永理ら銘柄級にも先着して勝ち上がってきた。

 特に際立っているのがコーナーで果敢に握って行くレーススタイル。序盤は差しに回ると苦しい舟足だった影響もあるだろうが、爽快感満点だ。

 その舟足も3日目あたりから上昇ムード。「4日目6Rは少し合っていない面もあったが、電気位置等、色々調整して今(4日目12R)が一番乗りやすかった。展開があれば突ける足」と戦える仕上がりになっている。

 スタートも抜群に早いというわけではないものの「いい感じで行けている」と勘をつかんでいる点も強みだ。

 準優は5号艇。今節のレースぶりから握っていける奇数枠は合っているといえそう。「マジ頑張る」と気合の全速戦で初優出を狙う。