【ルーキー通信簿】ヤングダービー初出場の中山将太「結果を出して名前を売りたい」

2021年09月09日 12時00分

さらなる成長を目指す中山将太
さらなる成長を目指す中山将太

◇中山将太(25)福井支部117期

 2015年11月のデビューから昨年までの優出は1回だったが、今年は3優出。2月の戸田では初優勝も飾った。2021年後期適用勝率も自己最高の5・68をマークしてA級初昇格も果たした。

「以前は、がむしゃらに走っていて空回りしたり、事故も多かったんです。気持ちをコントロールして長期的な視野で臨むように意識してから、徐々に結果がついてくるようになりました」と冷静に飛躍の要因を分析する。

「A級に上がれたことであっせんが増え、出走回数を重ねることができています」と戦う場を一段階上げたことで充実した日々を送っている。

 その一方で〝A級の壁〟に直面している。来年1月から適用される2022年前期成績の審査期間がスタートした5月以降は優出なし。勝率も5・21(7日現在)と落としており、このままではA級キープも難しい状況だ。

「自分の調整力不足ですね。もともと気温が上がってくる時期のエンジン出しが課題だったが、後半のレースを走るようになって周りとの差を感じています」。

 後半レースは強豪同士が対戦する番組が組まれる。また、前半レースと後半レースではコンディションも大きく変化する。強敵と対峙するためにはレース運び、テクニックの差はもちろん刻々と変化するコンディションに対応する調整力も要求される。その「差」を痛感して戸惑っている。

 ただ、その事実もしっかりと受け止めている。「もちろんA級キープはしたいけど、そこまで焦りはないですよ。今は土台作りの時期だと思っています。事故なく走って、経験を積んで自分の実力を上げていきたいです」と落ち着いて日々のレースに臨んでいる。

 21日に開幕する徳山プレミアムGⅠヤングダービーに初参戦する。「特別、変わったことはしません。でもせっかく注目されるレースなので、結果を出して名前を売っていきたいですね」と静かに闘志を燃やしている。

 今後に向けても「数字よりも目の前の1走1走に集中して成長していきたいですね。5月に第1子(女の子)が生まれたこともモチベーションになっています」という。愛娘の成長を見守りながら自身も一歩一歩、着実に前進していくつもりだ。    

☆なかやま・しょうた 1996年3月2日生まれ。福井支部所属の117期生。富山県出身。2015年11月の三国でデビュー。初勝利は2016年4月のまるがめ。今年2月の戸田で初優勝。通算1V。同期には上田龍星、小池修平、吉田凌太朗、中村泰平、吉田裕平、出口舞有子ら。

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