ボートレース若松の一般戦(7日間開催)が8日、開幕する。

 今シリーズの注目は15か月の出場停止処分明けで、昨年3月の津以来、約1年半ぶりの実戦復帰となる重成一人(42=香川)だろう。

 久しぶりにレース場に姿を現した重成は「休み慣れし過ぎました~」と笑顔でおどけたが「4月からずっと、まるがめで練習をしてきました。ピット離れだけは練習ができなかったけど、ターンは問題ないし、プロペラも叩いていましたよ。〝小〟自信をもっているくらいですけどね。前検業務のイメトレまでしてきたので準備は万端です(笑い)」と久々の実戦に向け、まさに万全の態勢を整えてきたようだ。

 当地は2000年にデビュー初Vを果たした地で、11年にはGⅠ優勝歴もある好相性の水面。今回、手にした2号機は「プロペラは伸び寄り。少し叩いたら回転が落ちてターンがおかしかった。修正の余地がありそうですね。でも、今まで通りに体感さえ合えばレースはできると思う。頑張ります!」と好気合。

 GⅠ通算6Vの実績があるSG戦線常連で〝香川支部のエース〟とまで言われた存在。現在はB2級降格となり、大きな回り道をしたが、ここから再出発をする。