ボートレースとこなめのヴィーナスシリーズ第11戦「常滑シンデレラカップ」は7日、熱闘の幕を開けた。

 この日のメインカード12R「1stドリーム」は平高奈菜(34=香川)が逃げ切り、5Rに続き初日連勝! また、2日目「2ndドリーム」に3号艇で出走予定の宇野弥生(35=愛知)も1、11Rをまくりと逃げで連勝ゴールを駆け抜けた。

 同「ドリーム戦」には大山千広(25=福岡)が1号艇に指名された。初日10Rは残念ながら4着止まりだったが、これは展開の綾があったもの。「2周1マークでボートに水をもらって(水が入って)しまったので、そこからは参考外」と追い上げは利かなかったが、1周1Mで狭い艇間をこじ開けたターンに地力の一端を垣間見た。

 機力も2周1マークまでは良好だった。特にスリット後は明らかに伸びており「足はいい。合わせればもっと良くなると思うけど、現状でも乗りづらいことはない。機素性(2連対率29%)を考えれば動いていると思います」と、かなりのレベルにありそうだ。

 一時はエンジン出しに苦しんでいたが、福岡お盆レースV、芦屋ヴィーナスSも優勝戦こそコロナの影響で中止になったが、ファイナル1号艇で連続優勝に王手をかけていたように、復調は明らか。「夏から秋にかけては好きな時期」と、今後の調整にも自信を見せている点も強みといえるだろう。

 とこなめも過去2Vの得意プール。気合の速攻で巻き返す!