ボートレース宮島のGⅠ「宮島チャンピオンカップ 開設67周年記念」は6日、予選2日目を終了した。

 この日メインの12R「TEPPENドリーム2nd」は1号艇・前本泰和(49=広島)が、3コースから仕掛けた西山貴浩(34=福岡)の攻めを受け止め、逃げ切って快勝した。

 一方、予選組では2、1、1着と唯一、オール2連対キープと好調な大峯豊(37=山口)や2日目を連勝した椎名豊(32=群馬)も果敢な走りでシリーズを盛り上げている。

 とはいえ、際立っているのは、地元の大将格となる前出・前本のレースぶりだ。6月の児島SG「第31回グランドチャンピオン」の覇者で、今年の獲得賞金ランクは6位(6日現在)。この地元GIを制することができれば、年末の一大決戦・住之江「第36回グランプリ」のトライアル2ndへのシード権獲得をググッと手繰りよせることになる。

 初日後半から日またぎの連勝を飾ってここまで3、1、1着。もちろん序盤戦は2、4、1号艇という枠番に恵まれたこともあるが、とにかくレース内容が秀逸だ。

 圧巻だったのは初日8R。4コースのカド位置から1Mでは外々を回す強ツケマイで、イン山田祐也(32=徳島)をねじ伏せる圧勝劇。〝若さあふれる〟パワフルなターンを見せつけた。

 13号機の現状については「本番は回転合っていなかったが、試運転は良くなっていた。初日より押す感じが出てきた」と日増しに上昇カーブを描いている様子。となれば、このまま一気に王道を突っ走る!