ボートレース宮島のGⅠ「宮島チャンピオンカップ 開設67周年記念」は6日、予選2日目を終了。

 注目のメイン12R「TEPPENドリーム2nd」は地元・前本泰和(49=広島)が逃げ快勝! 初日後半8Rに続く、連勝としてここまで3戦2勝3着1回と好リズムをキープしている。

 一方、5日の初日「ドリーム1st」を制したV最有力候補・峰竜太(36=佐賀)は2日目3、5着とややブレーキ。この後の中盤戦をどう切り抜けるか、目が離せなくなった。

 また、この日は主役の停滞を尻目に、若きダークホースが躍動した。

 それが椎名豊(32=群馬)。際立つ伸び足を武器に、1Rは市川哲也(52=広島)を2周1Mで抜いて逆転勝利。続く後半6Rは2周目バックストレッチで山田祐也(32=徳島)を捕らえて、またしても1着を奪い取った。

 椎名は「初日と変わらず全部の足がいい。乗り心地も悪くない。でも、立ち上がりの足や回ってからの足はもう少し欲しいですね。枠によっては出足を良くしてレースしたい」と先を見据えている。

 宮島は2017年1月に一般戦、18年4月のルーキーSと2度の優勝があるが「水面相性とか、そういうのはよく分かっていない。好調の要因とかも特に思い当たらない」とあくまでも自然体。気負わずレースに臨むことが好結果につながっているようだ。

 今年は5月の大村GⅡ「モーターボート誕生祭」での特別戦初Vを含めて早くも6Vをマーク。来年3月にボートレース大村で行われるSG「第57回クラシック」(3月16日開幕)の出場を内定させているように、一気にグレードアップ中! 本格化の兆しをみせる“関東の秘密兵器”から目が離せない。