ボートレース宮島のGⅠ「宮島チャンピオンカップ 開設67周年記念」が5日に開幕する。前検日の4日はエンジン抽選やスタート特訓などの作業が行われた。

 激戦の今大会でも優勝候補の一角に挙がるのが茅原悠紀(34=岡山)。2日目(6日)メイン12R「TEPPENドリーム2nd」にも4号艇で出走する予定だ。

 茅原は今年開催されたSG5大会すべてに出場しており、10月の「第68回ダービー」(平和島)にもラインアップ。その一方でその5大会では予選突破は皆無。艇界屈指のターン力を考えれば、いささか物足りなく思える。

 そんな現状を打破すべく、今大会では好調をキープする同郷の先輩の“アシスト”が期待できそうなのだ。というのも、抽選で引き当てた12号機は前節、山本修一(41=岡山)が回り足を軽快に仕上げた機。山本は5月に3節連続で優出(うち優勝1回)するなど、最近はとにかくプロペラ調整が当たっているから。

 茅原も「山本さんは調子いいですからね。おそらく、このペラは最近の同じような形に叩いていると思う」と分析。前検日の手応えも「足自体は目立たなくて普通だった。でも、乗り心地を含めて感触は悪くない」と上々だった

 そして「少しクセのあるペラなので、よほど悪くならない限りは触らないつもり。山本さんを尊重して乗ります」とキッパリ。整備、調整よりもレースに集中して、持ち前のターン力を前面に押し出すつもりだ。