ボートレース住之江のGⅠ「第49回高松宮記念」が2日に開幕する。

 前検日(1日)注目のエンジン抽選では当地二枚看板機・37号機を伏兵・杉山貴博(41=東京)、72号機は地元の太田和美(48=大阪)が引き当てれば、吉川元浩(48=兵庫)、末永祐輝(33=山口)、高野哲史(32=兵庫)、松尾拓(32=三重)、井上忠政(25=大阪)といった面々も機力に合格点をつけており、その走りから目が離せない。

 そしてもう1人、飛びっきりの伏兵となりそうなのが奈須啓太(38=福岡)だ。

 今節は師匠の瓜生正義(45=福岡)と一緒の参戦で、仕上げに関して心強いことこの上ないが、瓜生は常々「奈須にはね~、記念タイトルを1回ぐらい取ってもらいたい。まだ、伸びしろはあるんでチャンスはあると思う」と言っている。そして今回、またとないチャンスがやってきた。

 77号機は2連対率こそ36%だが、5月以降は6節中5節で◎評価される足になっており、実質40%以上の優良機とうわさされている。

 奈須も「プロペラをいつもの形に叩いたら、しっかり反応があったんでエンジンは悪くないと思う。特訓でも直線は余裕がありましたからね。最近、住之江で成績がいいので、今回も流れに乗れれば…」と手応え十分。

 住之江は目下5連続優出中(1V)と相性も抜群だけに、この流れで初のGⅠ制覇を目指す!