ボートレース芦屋は、30日に開催が予定されていた「ヴィーナスシリーズ第10戦」最終日を中止打ち切りにすると29日、5日目の全レース終了後に発表した。

 同シリーズに出場していた選手1人が、新型コロナウイルスに感染したことが判明したため。当該ボートレーサーは感染症拡大防止に努めながら27日まで競走に参加していた。

 最終日は12Rで優勝戦が行われる予定でV最短距離と言われる1号艇には2節連続Vが懸かった大山千広(25=福岡)が勝ち上がっていたが、幻となった。

 芦屋町モーターボート競走事業管理者の藤崎隆好氏は「ヴィーナスシリーズ優勝戦を楽しみにされていたファンの皆さまには、ご迷惑をおかけし申し訳ございません。当競走場では今後ますますの感染症拡大防止対策に努めてまいりますので、皆さまのご理解を賜りますようお願い申し上げます」とコメント。

 また選手代表・日高逸子は「今は誰がかかってもおかしくない状況なので、仕方のないことですね。走れないことは残念だけど、早く検査を受けて陰性、陽性の結果を知りたいってのが正直なところです。全員が陰性であることを祈っています」と話した。