ボートレース浜名湖の「ルーキーシリーズ第13戦 スカパー!・JLC杯」は26日の5日目、10~12Rで準優3番勝負を行い、27日最終日12Rで争われる優勝戦メンバーが次の通り決まった。

1号艇・野中一平(26=愛知)

2号艇・小池修平(26=大阪)

3号艇・沢田尚也(22=滋賀)

4号艇・高倉和士(30=福岡)

5号艇・板橋侑我(25=静岡)

6号艇・上田龍星(26=大阪)

 このうち、V最短といえる優勝戦1号艇を手に入れた野中は「インなら大丈夫。足は全体にいい」と完調ムード。ただ、節一宣言を発した小池や地元の板橋など難敵もおり、波乱含みの一戦だ。

 一方、準優ラウンドで圧巻の走りを披露した沢田からも目が離せない。

 難水面として知られるびわこの「フレッシュルーキー」らしく、準優10Rは外枠を苦にしない強みを発揮した。「キッチリ差したかったので、しっかり(スピードを)落として差しました」と勝負どころの1周1マークは技ありのターンで艇団をすり抜け、3連単8万円台の高配当を提供。穴党を大喜びさせた。

 舟足もここにきて上向いてきた。序盤は調整に苦心していたが、連日の整備で日増しに上昇。さらに4日目の接触で5日目から新プロペラになったことも奏功。「今だったら中の上はある」と、仕上がりも問題なしだ。

 優勝戦は3号艇となったが、今年4月に三国で初優勝を果たした時と同じゲンのいい枠。「スタートは思い切り行けているし、好きなコースなので、優勝して帰りたい」とひそかに一発を狙っている。