ボートレース下関の「九州スポーツ杯争奪戦」は24日、9~11Rで準優3番勝負を行い、25日最終日12Rで争われる優勝戦の出場メンバーが以下の通りに決まった。

 1号艇・森安 弘雅(41=香川)

 2号艇・別府 昌樹(45=広島)

 3号艇・山田  丈(22=福岡)

 4号艇・三宅 健太(34=広島)

 5号艇・一宮 稔弘(49=徳島)

 6号艇・宮武 英司(52=香川)

 準優3番勝負の1号艇勢は9R・別府、11R・森安は逃げ完勝したが、10R・森野正弘(36=山口)は一宮―山田のダッシュ連動に屈して3着敗退。その結果、予選トップだった森安が自身初となる優勝戦1号艇を手中に収め、2016年12月の宮島戦以来となる、約4年8か月ぶりのVに王手をかけた。

 一方、この一戦で波乱の使者として注目したいのがベテラン一宮。今節は序盤4、6、6着の大苦戦もあって「まさか準優戦に乗れるとは…、ましてや優勝戦にまで乗れるとは思ってもいなかった」と苦笑まじりに振り返った。

 躍進の要因は2日目前半レース後に施した整備が大当たり! エンジン気配はガラリ一変しているから。この日の準優勝戦でも先まくりから2着に食い込み「成績通りの足です。全体的に底上げできているし、中堅上位くらいはある。準優のスタートはフルダッシュでのぞく感じもあった」と十分に勝ち負けを意識できるレベルにまでの機力に引き上げている。

 優勝戦も「しっかりスタートを行って頑張ります」と気合も十分。本領発揮の速攻戦に要注意だ!