ボートレース下関の「九州スポーツ杯争奪戦」は23日、予選最終日となる4日目を迎える。

 地元の森野正弘(36=山口)が3日目2、1着とし、得点率トップに立つ。「日に日に良くなっているし、手前の足がいい」と実戦足はまずまず。ただ、2位以下の別府昌樹(45=広島)、清水攻二(47=山口)、森安弘雅(41=香川)が僅差で続く状況で目が離せない。

 一方、勝負駆けの選手では24位の山田丈(福岡=22)に注目したい。初日から4、4、5着と精彩を欠いたが、3日目3Rは4コースカドから豪快にまくり今節初勝利を挙げた。

 レース後は「やっと決まりました」と安堵の表情。47号機は「もらった時から感触は良かったんですよ。3日目はチルトを0に跳ねたけど、ペラは叩いてない。それでも、出ていく感じがあった。特徴は伸び寄りで足はいいです」と申し分ない仕上がりだ。

「まだ準優に乗ったことがないし、早く乗りたい気持ちはある。足的にはチャンスはあると思っているので、しっかりスタートに集中していく。師匠の竹井(貴史、30=福岡)さんにも、いい報告ができるように頑張ります」と予選突破へ闘志を燃やしている。