ボートレース下関の「九州スポーツ杯争奪戦」は21日、予選の2日目を行った。初日連勝の清水敦揮(40=岡山)はこの日も逃げ、差しで1、1着とし無傷の4連勝。舟足は軽快で勢いが止まりそうにない。

 ただ、2日目に今節初勝利を挙げ追撃態勢をつくる森安弘雅(41=香川)が魅力的な存在だ。4号艇だった7Rは1つ内に入り、3コースカドを選択。「初日の方が伸びていたけど、出ていってくれた」と、コンマ17のトップスタートを決め、まくり一撃。ここまで3走オール3連対にまとめる。

 手にする36号機は2連率24%で優出もない平凡機。だが前節、佐竹恒彦(47=滋賀)が予選を突破、準優は4着で優出こそ逃したが「足は機率以上で見劣ることはない」と評価していた。今回の森安も「伸びだけなら節一ですよ。乗り心地だけ気になる。そこだけ」とパワーは感じ取っている。

 近況は予選敗退が続き「リズムはめちゃくちゃ悪い」と危機感がある。それだけに「この1着で流れが変われば」と立て直しのきっかけにして、3日目も白星奪取を狙う。