ボートレース浜名湖の「ルーキーシリーズ第13戦 スカパー!・JLC杯」は22日、開幕。それに先立ち、前検日の21日はエンジン抽選、スタート特訓などが行われた。

 今節は大阪勢が充実の布陣。メンバー中、唯一SG出走歴がある上田龍星(26=大阪)を筆頭に、小池修平(26=大阪)、井上一輝(27=大阪)とA1級は3人登場。ここでは、オーバーエージ枠の井上に注目したい。

 今節、手にしたエンジンは2連率28%の9号機。今月行われたプレミアムGI「第35回レディースチャンピオン」で大山千広(25=福岡)が苦戦していたといえば、思い出すファンも多いだろう。それでも5日目以降は着こそ振るわなかったが、気配はいくらか上向いていた。「チーちゃん(大山)が同期に『最後は仕上げた』って言ったのを聞いたし、実際、そのまま乗ってみたら悪くなかった。何なら少し余裕があるくらい」と、後を引き継いだ井上は好感触を得た。

「最近2節がワースト機で、調整に反応すらなかった。それを考えれば、だいぶいい」と気分的に楽に臨めそうなのも何よりだろう。

 今期(2021年後期)適用勝率は6・63、今年2Vとルーキーシリーズでは格上といえる存在。東海地区のレース場も得意としており、今節は大暴れ必至だ。