ボートレース下関の「九州スポーツ杯争奪戦」は20日、幕を開ける。前検日の19日はエンジン抽選やスタート特訓などが行われた。初日ドリーム組では清水敦揮(40=岡山)と森永隆(33=山口)の気配が良好で、一宮稔弘(49=徳島)と森野正弘(36=山口)は底上げが必要な様子。予選スタート組では竹田広樹(48=佐賀)、森田昭彦(49=福岡)、真田英二(44=徳島)、武重雄介(37=山口)の動きが良かった。
 
 一方、今節注目したいのは浜先真範(28=広島)だ。手にした59号機は2連率29%で目立った動きを見せていない平凡機。「足併せは山田(和佐=27、広島)選手として分が悪かった。特訓はスタートがバラついて分からなかったけど、班では変わらないと思う。下がることはなかった。しっかり合わせて特徴をつけたい」と、まずは底上げを図りたい。

 ただ、ヤル気は満々だ。6月の福岡一般戦で今年初Vを飾ったが「6月までは良かったんですけど…」と、近況はやや調子を落としており「修正したい」と再浮上を狙っているという。当地はその6月に参戦して準優に進出。「下関は乗りやすいし、好きな水面です」と笑顔を見せるほどの〝得意水面〟で、巻き返すには最適の場と言える。初日からの大暴れに期待したい。