ボートレース芦屋の「創刊55周年記念 九州スポーツ杯 オール九州選抜戦」は20日、最終日を迎え、12Rで優勝戦が行われる。ポールポジションは予選トップ通過の篠崎仁志(33=福岡)が手にしたが、2号艇の前田将太(33=福岡)も虎視眈々とVを狙っている。

 1号艇で臨んだ5日目11Rの準優勝戦はインからしっかり逃げ切って人気に応え、チャンスをモノにした。レース後は「今回はいい仕事ができました」と納得の表情を見せた。
 
 ただ、今節は決して順調だったわけではない。転機となったのは2日目だ。レース中の接触でキャリアボデーとプロペラを交換することになったが、ここからの調整が見事にハマった。3日目に連勝を飾り巻き返しに成功すると、見違える舟足に仕上げた。

「2日目のアクシデントで部品を替えたのが良かったのかな。全部の足に◎が付く。エンジンが出ているので、レースになると乗り心地も気にならない」と、しっかり手応えを感じとっている。

 あとはラスト1走に集中して〝いい流れ〟を勝利に結びつけるだけだ。