ボートレース徳山の「マクール杯争奪 徳山ヴィーナスシリーズ第9戦」は15日、3日目が終了。16日は予選最終日となる4日目が行われる。平高奈菜(34=香川)が初日前半4着以降、3勝、2着2本として得点率トップに立った。6走4勝の高田ひかる(27=三重)が2位、6走オール3連対の松本晶恵(34=群馬)が3位につけている。4位・清水沙樹(34=東京)、5位・細川裕子(39=愛知)も差はなく準優好枠争いは混戦模様だ。また、ボーダー下からは岩崎芳美(48=徳島)、香川素子(44=滋賀)、西橋奈未(25=福井)、向井美鈴(41=山口)らが勝負駆けに挑む。

 得点率18位につけている上田紗奈(25=大阪)に注目だ。3日目7R、絶好枠の1走をコンマ15のトップスタートを決めるときっちり逃げて今節初白星をゲットし、得点率ジャンプアップに成功。レース後は「気合のスタート行きましたよ。勝負駆けにつながった」と喜びを爆発させた。当地初参戦でこれが初勝利だが「あっ、ほんとですね。苦手意識はないです」と、舌を出した。

 肝心の相棒41号機は機2連率19%で4月の初下ろしから目立った動きを見せていない平凡機だが、「機率よりありますよ。普通くらいはあると思う」と悲観の色は全くない。ただ「思い切ったレースができていない」と反省も口にする。

 予選最終日は外枠2走で気の抜けない戦いとなるが「勝負駆けは気にせず、思い切ったレースをしたい」と気合は十分。目指すは当地初の予選突破だ。