ボートレース若松の「お盆特選競走」は9日、予選2日目を迎える。初日(8日)メインのドリーム戦は田頭実(54=福岡)がイン逃げ圧勝。エース14号機のパワーを見せつけて2走2連対発進としたが、初日前半4Rでその田頭に土をつけた関裕也(38=福岡)に注目したい。

 初日4Rでは14号=田頭と38号=関の〝Wエース機対決〟が組まれた。2号艇ながらイン取りに成功し、逃げを図った田頭を3コースから豪快にまくった関が1着。「伸びは田頭さんの方がいいけど、出足がいいですね。ピット離れもいい。回った後の押し感もあります。乗りにくさをペラで修正するだけです」とレース後は納得の表情を浮かべた。2着に敗れた田頭も「出足は関君の方がだいぶいい」と認めたほどだ。

 関は後半10Rでも大外枠ながらピット離れで3コースを奪うと、地力上位のイン・仲谷颯仁(26=福岡)をまくり差して初日唯一の連勝発進とした。乗りっぷりの良さが光り、最終日まで突っ走りそうな勢いを感じさせる。