ボートレース大村の「日本財団会長杯」は8日2日目を終了。9日は予選折り返しとなる開催3日目を迎える。

 初日は3着2本と攻めきれなかった原田幸哉(45=長崎)だったが、2日目4Rは鋭いまくり差しから今節初白星を挙げると、後半11Rでもコンマ04の強Sぶち込んでのまくり差し快勝。ダブル白星と初日惜敗を素早く巻き返した。機力も「後半は乗りづらさもなくなっていたし、いい足になってきた」と成績同様に右肩上がりだ。

 また、初日連勝で飛び出した前田将太(33=福岡)は2日目も2、1着と快走。特に後半12Rでは初日「発祥地選抜」を制した同期・桑原悠(34=長崎)を打ち破るなど価値ある白星。行き足中心に仕上がりも好調で、この勢いはまだまだ続きそうな予感も。

 一方、穴っぽいところでは長尾京志郎(32=福岡)に注目したい。ここまで2、5、3着と未勝利だが、2日目7Rは中嶋誠一郎(50=長崎)、岩永節也(39=長崎)との道中接戦を制してのもので価値は高い。

「回っての足には余裕があった。乗りづらさもなくなってきたし、調整はいい方向にいっている。今なら出足寄りの足だと思う」と実戦足は確実に上積みできている様子。それだけに、うまく展開さえ向けば待望の今節初白星も狙える。