ボートレース住之江のGⅢ「第32回アサヒビールカップ」は5日が予選2日目。4日の初日、主力が激突した12Rドリーム戦は評判の38号機と組む篠崎元志(35=福岡)が2コースまくりで快勝し、いきなりパワーを見せつけた。

 インから篠崎に置き去りにされた浜野谷憲吾(47=東京)が「いろいろやったけど行き足がこない。今節は苦労しそうだよ」と憔悴の表情。田中信一郎(48=大阪)と丸岡正典(41=大阪)の地元両雄のうち田中の足は良さそうだが、ピット離れで遅れたように完調には程遠い。渡辺浩司(37=福岡)と山口達也(34=岡山)も機力は中堅あるかどうか。それだけに、篠崎にパワー勝負を挑めるのは、今のところ初日連勝発進を決めた予選スタート組の渡辺和将(31=岡山)しかいないだろう。

 渡辺和は「やっぱり行き足はいいですね。スリットで余裕があります」と不満のない足色。2日目は4R5号艇の1回乗り。強ダッシュからの全速まくり差しで突き抜けるシーンもありそうだ。