4日、熱戦の幕を開けたボートレース浜名湖のプレミアムGI「第35回レディースチャンピオン」の初日に、いきなりハプニングが発生した。第2R1号艇で出走した向井美鈴(41=山口)が「周回誤認の疑い」で即刻帰郷となった。

 同レースで2、3着争いを繰り広げていた向井は、2周2マークで先行艇に肉薄したが、わずかに及ばず3番手のまま。そして、3周ホームストレッチに入ると、ゴール線付近で体を起こしてスローダウンしてしまった。その結果、最終3周回の2マークで後続艇の逆転を許して4着に後退。舟券の対象からも外れてしまった。

 向井は同レース場での出場停止などの処分が科されるほか、後日、日本モーターボート競走会の「褒章懲戒審議会」にかけられ、あっ旋取り消しなどの裁定が決定する。