ボートレース住之江のGⅢ「第32回アサヒビールカップ」が4日、開幕。記念、SGクラスの選手が多くレベルの高い6日間開催になるが、主力陣の中で抜群機を引き当てた篠崎元志(35=福岡)が前検から上々の動き。早くもV候補筆頭といえそうだ。

 篠崎は初日12Rのドリーム戦で2号艇に座るが、1号艇で迎え撃つのは先月の芦屋「第26回オーシャンカップ」で14年ぶりのSG制覇を成し遂げた東都の雄・浜野谷憲吾(47=東京)だ。久々にビッグタイトルを手にしたが「祝勝会とか全然やってないよ。この状況(コロナ禍)だからね」と当然、浮かれる様子はない。

 体調面は万全だが、問題は機力で「前検は0点! 全部の足が良くないね」と思案投げ首。このままでは、伸びる篠崎にジカまくりを食らってもおかしくない。秘策として考えられるのは「ペラをオーシャンカップの形に叩いてみる」という調整だ。果たしてどこまで上積みできるか、初日の動きに注目したい。