ボートレース大村の「BTS長崎時津開設記念」は1日、予選日程を終えた。3日目まで得点率首位を快走していた前本泰和(49=広島)だったが、予選最終日の4日目は4、1着と痛恨の星分け。一方、金子龍介(48=兵庫)が4日目9Rを絶妙なまくり差しから今節4度目の勝ち名乗り。その結果、金子が逆転での予選トップ通過。4日目(2日)の準優3番勝負は11Rでの登場と知ると「えっホント、ぬか喜びじゃないよね? 本当ならテンション上がってきた~頑張るよ」と笑顔がはじけた。残る準優1枠は9Rは小坂尚哉(34=兵庫)、10Rは前本が手中に収めている。

 準優3番勝負はいずれも1枠勢が人気を集めそうだが、10Rは伏兵・小野寺智洋(44=香川)に注目したい。初日から大敗なく着順をまとめて、危なげなく予選突破に成功した。「展示タイムも出ているし、変わらず足はいいです。行き足から伸びが良くて、乗り心地も悪くない」と仕上がりも申し分ない。あとは「スタートが早くて怖い」とこぼすが、「全速で踏み込めれば、もっと出ていく感じがある。あとは(スタートを行く)勇気です」と闘志を燃やす。渾身のスタート踏み込みから波乱演出に期待する。