ボートレース大村の「BTS長崎時津開設記念」は8月1日、予選最終日となる4日目を迎える。

 6月の児島SG「グラチャン」を制した前本泰和(49=広島)が、その地力の高さをいかんなく発揮している。3日目の1走も手堅く3着にまとめ、しっかりと得点率トップの座をキープした。機力も行き足を中心に強力な仕上がりで、何より4日目は6R2枠、10R1枠の好枠での2走だけに、このまま予選首位の座を守り切りそうだ。

 残る準優1号艇の2議席は現在、2位以下に続いた小坂尚哉(34=兵庫)、佐々木和伸(45=徳島)、金子龍介(48=兵庫)、中田達也(27=福岡)の4人での争いとなってきた。

 ここでは中田に注目しよう。3日目は前半3Rで豪快なまくり一撃を決めて今節2勝目をゲット。後半10Rでは大外6コースからの鋭いまくり差しで上位争いに浮上。道中での大久保信一郎(41=佐賀)との接戦を2周1Mで制して2着を取り切った。

「すごく伸びることはないけど、足は手前寄りでいいです。ターンで舟もしっかりと返ってくる。どこまで調整を欲張っていいのか分からないので、この足をキープしていきます」と実戦足は納得の好仕上がり。力強いレースで準優戦の絶好枠獲得を目指す。