【浜名湖PGⅠレディースC・カウントダウン】GⅠ初Vを狙う長嶋万記「地元で取れたら最高ですね」

2021年07月31日 12時00分

地元でビッグタイトル獲得を狙う長嶋万記

◇長嶋万記(40)静岡支部91期

 プレミアムGⅠ「第35回レディースチャンピオン」が8月4日に開幕する。今年の舞台はボートレース浜名湖。「天女伝説」が語り継がれきた地で選ばれし女子レーサー52人が「真夏の女王」の座をかけて激突する。羽衣をまとって華麗に舞う天女は誰か――。カウントダウンコラム第1回は地元で悲願のタイトル戴冠を狙う長嶋万記が胸中を明かした。

 2007年の徳山大会で初めてレディースチャンピオンに参戦。以来、昨年まで14回に出場と、すっかり常連となっている。2017年にはドリーム1号艇にも座った。もうひとつの女子ビッグレース・クイーンズクライマックスにも5回、そしてSGにも14大会出場と間違いなく女子トップレーサーという存在になっている。
 
 ただ、ここまでビッグタイトル獲得はない。しかも、今回は地元開催。「まだタイトルは取ってないし、地元で取れたら最高ですね」と自然と闘志が湧いてくるシチュエーションだ。

 しかし、2002年11月のとこなめでデビューしてから約19年の選手生活でさまざまな経験を積み重ね、水面の外でも読書などで知識、メンタル面のコントロール方法などを蓄積してきた。

「地元はレディースチャンピオンじゃなくても気合は入るし意識しちゃう。特別視するんじゃなくて普段通りに走りたい。何回も経験してきたけど、周りの期待とか、どうしても自分じゃないものに引っ張られてしまうし、それで自分を見失うのが怖い」

 2016年5V、2017年8V、2018年5Vと優勝回数を積み上げていたが2019年、2020年は1Vずつ。今年はまだ優勝は0。一時期の〝強さ〟を考えると近況は物足りなさは拭えない。昨年12月の地元クイーンズクライマックスもあと一歩のところで逃した。

 今年5回の優出も1号艇はなし。まだまだ本来の勝負強さを取り戻すことはできていない。

 こうした波の中で気持ちが先行してしまうことの危険も十分、理解している。だからこそ「自分の気持ちの中にしっかり芯があると、ワクワク感が違う。不安要素をなくして自分の中で楽しめたら…」と心身ともに確固たる強さを身につけようと汗を流してきた。

 当然、今大会も、その思いは変わらないだろう。「私の中ではオリンピックと一緒ですね」。最高峰の舞台で躍動する日本代表選手。闘志をコントロールしながら冷静に戦う。その姿に刺激を受けた長嶋も〝冷静に〟金メダルを狙いに行く。

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