ボートレース住之江の「2021モーターボートレディスカップ ヴィーナスシリーズ第8戦」は23日に準優勝戦3番を終え、24日最終日、12Rで行われる優勝戦のメンバーが以下の通りに決定した。


 1号艇・落合 直子(36=大阪)

 2号艇・鎌倉  涼(32=大阪)

 3号艇・中村かなえ(27=東京)

 4号艇・細川 裕子(39=愛知)

 5号艇・山本 梨菜(23=佐賀)

 6号艇・三浦 永理(38=静岡)


 得点率トップ通過だった落合が準優勝戦第1弾の9Rを逃げ切って、優勝戦の絶好枠を獲得した。また、山本(120期)と中村(121期)の2人はそろって、これがうれしいデビュー初優出となった。

 機力と速攻力、そして未知の魅力を含めて優勝戦で一番注目したいのが、3号艇の中村だ。準優10Rでは、4カドからコンマ01のトップスタートでまくり快勝! 会心の一撃を決めての白星とあって、レース直後は興奮気味で「メチャクチャうれしい」と満面の笑みを浮かべていた。

「いつもなら展開があればいいと思っていたけど、今回は4号艇だったので、ここは自分でいく気でいました」と速攻派としての存在感を存分に発揮した。

 機力も文句なし!「展示タイムは出ていないけど、レースにいくと進んでいて、レース足がいい」と手応えはバッチリ。直近1年間の平均スタートタイミングはコンマ14。「私は道中が下手な分、スタートだけはいかないといけないですからね」と自身のキャラは自覚している。

 優勝戦もセンターから“無欲”のスリット攻勢を仕掛けられれば、初優出初Vの大仕事も夢ではない。