ボートレース芦屋のSG「第26回オーシャンカップ」は22日、中盤戦のヤマ場、予選3日目が終了した。ここまで得点率4位につけているのが平本真之(37=愛知)だ。

 今節は近況エース級の動きを示していた52号機をゲットし、前検日は「めちゃくちゃいい。今までにないくらい力強い」と絶好の手応えを伝えてきたが、初日は④②。後半は1号艇ながらインコースを奪われるなど、消化不良のレースだった。

 続く2日目は一撃仕様に仕上げると4カドから出ていってまくり差し一閃。迎えた3日目は4Rで3カドを選択。内2艇が大きく遅れるスリット隊形となったため、難なく締め切って2勝目とした。

 ただ、レース後のピットではいつものような笑顔は見られない。「今のはスタート勝ち。展開です。2日目の調整は伸びに寄せ過ぎてピット離れも怪しかったのでペラを叩き変えたんですが、ターン後の進み方が良くない。何かが違っていてロスしている感じ。今の1Mも競る相手がいたら置いていかれそうな体感だった」と振り返った。

 とはいえ、合い切っていない状態で結果を出しているのも確かだ。「そこはエンジンパワーでしょう。まだ持て余している感じもあります。今でもスタートは決めやすいので、何とか出口の感じを上向かせたい」とプロペラの修整作業に入った。

 迎える予選ラストの4日目(23日)は6、3号艇の2走。バチっと合わせることができれば、どこからでも勝負になりそう。準優戦での絶好枠獲得を目指しての勝負駆けに注目だ。