ボートレース住之江の「2021モーターボートレディスカップ ヴィーナスシリーズ第8戦」は21日に予選3日目を終了。4日目(22日)は準優勝戦進出をかけた予選最終日の戦いに突入する。

 3日間を終えて唯一オール2連対をキープしている高橋淳美(58=大阪)が得点率首位に立ち、2位以下は宇野弥生(35=愛知)、山本梨菜(23=佐賀)、山下友貴(35=静岡)、落合直子(36=大阪)、中川りな(28=福岡)と続いている。

 得点率上位の中での注目株は快パワーを誇り、3位につけている山本だ。2連対率45%の37号機を駆り、序盤から足はトップクラス。3日目9Rは3コースから握って3番手追走の形から2Mの小回りで2着逆転に成功した。「足はホントにいいですね。全体的にバランスが取れて上位です。ただ、まだ合い切ってないので、もっと出そうな感じもあるんですよね」と上昇の余地も残している。あと少しパワーアップするだけで節一級に化ける可能性も秘めている。

 今年は2月のからつ、5月のびわこで準優進出はあるものの、まだ優出経験はなく、全国的にみれば知名度は低い。今節こそ、その名を売る絶好のチャンスだ。

「住之江は嫌いではないし早く優出したい」

 明確な目標を持って準優絶好枠獲得の勝負駆けに挑む。