ボートレース住之江の「2021モーターボートレディスカップ ヴィーナスシリーズ第8戦」は19日、開幕。初日12Rの「レディスドリーム」は1号艇・鎌倉涼(32=大阪)敗れる波乱のスタート。勝ったのは5コースからまくり差しを決めた原田佑実(33=大阪)だった。2日目(20日)メイン12Rはドリーム第2弾の「ダイヤモンドドリーム」が行われ、こちらは三浦永理(38=静岡)が1号艇で登場する。

 その波乱となった初日のドリームで際立っていたのが6号艇で登場した高田ひかる(26=三重)の走りだろう。このところ定番となっている前検の一番時計は今節も譲らなかった。このタイムとレースでも際立つ伸びを生んだのは「ここ1年くらい取り組んでいる調整」の成果。今シリーズでも前検日から「ペラを大急ぎで叩いて、いつものように本体も見ます」と66号機を整え、6コースから、あと一歩のまくりで見せ場を作った。

「整備して良くなりました。スタートで放ってもスリットから出ていったし伸びは良さそう。それに初日でこの乗り心地があるのも大きい。これは崩したくないですね」と声も弾む。この後に控えるGIレディースチャンピオン、ヤングダービーに勢いをつけるためにも、2日目以降の大暴れに期待したい。